2021年01月の記事 (1/1)
- 2021/01/16 : 海物語シリーズのハマリ目(不調台の特徴) [パチンコ]
- 2021/01/09 : 緊急事態宣言の再発令にパチンコ業界は? [パチンコ]
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★海物語シリーズ全機種に共通するハマリ目、死の出目を覚えよう! 悪い台を傷の浅いうちに捨てることが投資の節約、勝利の近道であることを忘れずに!

(↑「特定図柄のダブルリーチで当たりやすくなる」という海物語シリーズに内蔵されたプログラム上の秘密を暴露。「当たりやすい状態の台」を当たりに導くためのテクニックを伝授する)
新エース登場:
スーパー海物語IN沖縄5夜桜超旋風の攻略必須知識:
海物語シリーズの魚群法則ハマリ出目その1(花子)
海物語シリーズの機種において、縦に上から順に875(ハナコ)と並ぶ出目は左、中央、右のどこに出ても悪い。又、左上から右下に875と降りてくる斜めの出目も同様に歓迎できない。
SANYOはマガジンハウス社に恨みでもあるのだろうか。同社の看板雑誌、「HANAKO」に広告の掲載を断られたことが過去にあるのではないかと勘ぐりたくなるほど、このハマリ出目は不調台に頻繁に出る。
ハマリ出目その2(左翼)
同様に、海物語シリーズの機種において、縦に上から順に349(サヨク)と並ぶ出目も左、中央、右のどこに出ても悪い。左上から右下に降りてくる349も同じく。
この国に生まれてよかった
SANYOは筆者と同じで左翼活動家が大嫌いなのかもしれない。
相対的に評価すれば、我が国はかなり優秀な国家である。
国民の勤勉さ、一丸となって一つの目標に向かって邁進する国民性などが世界に誇れる国家を育て上げた。日本は国力の最盛期を過ぎたとは言え、20世紀の中葉に昇り始めた太陽は今、最終の輝き(夕日=美の極致)に向かっている。
やがては日没(国家の没落)という宿命の時が来よう。しかし、日が落ちた後は美しい星空が我々を迎えてくれるに違いない。これまでに築き上げた国家の力が国民の生活を支えることになる。
日本は国民が安心して暮らすことのできる素晴らしい国である。過去の国策の一つひとつの積み重ねが現在の繁栄をもたらした。現在の繁栄が未来の日本を守る。この順調な流れを阻害しようと目論む反体制活動家の鈍った神経には閉口する。
在日いじめ、パチンコいじめ
しかし、愛国者の私もいたずらに「保守」という言葉を美辞麗句にして連呼する近頃の右派には同調できないことが多い。特に人種差別主義者(極右)とはまともな対話が成立しない。
昨今、右翼活動家(主にネット右翼)の中には北朝鮮、韓国憎しの感情的動機から攻撃の矛先をパチンコ業界に向ける頓珍漢な輩が後を経たない。彼らはパチンコの非合法化、換金禁止を提唱している。
「在日」と呼ばれる人々は痛ましい歴史を経て今日に至っている。日本人同様、在日の人々にも良い人もいれば悪い人もいる。良い人は心ない差別を泣きながらこらえ、悪い人は差別に憤って逆襲に転じる。
いずれにせよ、就職のハンディなど一般の日本人には想像し得ない悲しみを背負って彼らは生き抜いてきた。
彼らの多くは同胞が集まるパチンコ業界にしか生きる場所を見出せなかった。彼らが世間から見下されている世界(パチンコ業界)に安住の地を得た後も迫害の手を緩めないとは人道的にも許し難い。
感染リスクが非常に低いにもかかわらず、不当なバッシングを浴び、緊急事態宣言下で休業要請に従わなかったというだけで、パチンコ業界だけが店名公表の憂き目に遭ったことは記憶に新しい。この究極の不公平(他業界は一件の例外を除き、休業に応じなくても店名公表なし)は在日差別がいまだに根絶していないことを強烈に物語っている。
余計な話が長引いた。
左翼嫌い(根拠のない邪推にすぎないが)のSANYOも自分たちの敵は左翼ではないので、そろそろこの不調出目(349)も別のものに変えた方がよいとも思えるが、本稿執筆の時点で海物語シリーズの最新機種、大海物語4スペシャルを打っても、根幹プログラムの改変がないため、いまだに「花子」同様、「左翼」も相当嫌われている。
政治的な話はもうやめよう。
村下孝蔵さんの名曲、『この国に生まれてよかった』を聴けば、誰もが左翼とは距離を置きたくなるであろう。
海物語シリーズ不調台の特徴
875と349の二つのハマリ出目は好調台にも出るが、決して頻発はしない。泥沼のハマリに陥るような台はこの二つのハマリ出目がコンスタントに発生する。その間隔も短い。
つい先程、出た不調出目が短いスパンで再び出るという悪循環をハマリ台は一向に断ち切ることができない。
リーチがあまりかからない台、あるいは、それとは逆にスーパーリーチが頻繁に発生するも決め手(魚群、ビッグバイブ等の強烈なインパクト)に欠ける台も、飽きるほど発生するスーパーリーチの合間に、この二つのハマリ出目はしっかりと顔を覗かせる。
裏サメにも注目
ハマリ出目が頻出する台の大半は裏サメ(1と9の間にある4、厳密には「裏ザメ」)の動きにも注目する必要がある。
大抵の場合、下記のコラムで解説する悪い現象とワンセットになっている。
ハマリ出目が異常な頻度で発生する台には裏サメ3法則の全てが伴うケースも珍しくない。
オカルトにあらず
「いい加減、こんなくだらない台を打つのはやめなさいよ」とご親切にも台からやめ時のサインが送られてくるにもかかわらず、ド素人は何も考えずにそのような台を打ち続け、5万円を稼ぐつもりで家を出たのに、5万円を失って帰宅するというような情けない結末を招きやすい。
このような攻略情報を世間ではオカルトと呼ぶ。しかし、海物語シリーズに限って言えば、オカルトを笑うものはオカルトに泣かされる。
SANYOの得意技は二つ
SANYOは常にパチンコを打つ楽しさをパチンコファンに堪能させることを視野に入れて新機種の開発に取り組んでいる。
長年にわたって海物語シリーズを打ってきた人であればおわかりかと思うが、SANYOの機種(特に海物語シリーズ)は打ち手の予想通りの展開を実現させて素人攻略を応援するような一面がある一方で、打ち手の予想を見事に裏切って驚かせるという芸当もお手の物である。
たとえば、通常時も、確変中も、時短中も魚群が出まくって、そのほとんどが当たる台は誰もが喜ぶ絶好調の台である。
そのような台を打っていれば、海物語歴の長い人は素人でも「この台から離れてはいけない」と本能的にわかる。「まだまだ出るぞ」と思って打っていると、望み通りの展開になって打ち手は大喜びする。
一方、爆発台なのに海物語シリーズの最大の売りである魚群が滅多に出ない台も非常に多い。
ボタンを押せば魚群の代わりに一発告知の豪快な音が鳴り響いたり、確変中、時短中にレッツマンボーのような特殊なリーチがかかって魚群もなしに当たることもある。(魚群の代わりに炎目が出ることも)
確変中、時短中に全然リーチのかからなかった台が突然、ウリンチャンス、ぶるぶるチャンス、タッチチャンスのような特殊なリーチで当たって確変プレーを継続させ、打ち手を興奮させるパターンもある。(註・このような特殊なリーチが通常時の当たりに使われる台は約70パーセントの確率で多連荘には発展しないが、確変中、時短中に発生する場合はその台が好調台である可能性が極めて高い)
ありとあらゆる手を使って打ち手を驚かせる爆発台は魚群出現度が低めになっていて、何度も時短に突入しながらも時短中に確変を引き戻す展開で大連荘に発展しやすい。
このタイプの爆発台(魚群中心でない爆発台)でも魚群が全く出ないわけではない。忘れかけた頃に魚群が出て打ち手をほっとさせるのもこのタイプの好調サイクル台(最強攻略法・海殺しXのテキストブックで詳述する裏モード「イレギュラーB」参照)の専売特許である。
このように、ある時は打ち手の予想に沿った展開を見せ、ある時は打ち手の予想を大きく裏切り、時には興奮させ、時には失望させるのが海物語シリーズ全機種に共通するプログラムである。
オカルト攻略を誘う知恵
二刀流の演出で打ち手を楽しませるSANYOではあるが、打ち手の読み筋通りの展開で安心させるパターンは他機種に比べて格段に多い。
海物語シリーズのリーチ目で最も有名な339が縦に並んだり、左上から右下にかけて降りてきた場合、その台が当たり番(ホルコンが次の当たりを予定している台)の時は、ミドルならばその後の40回転以内に当たりが発生しやすい。
上記のリーチ目コラムでも言及したように、リーチ目はホルコン上のグループでつながれた数台に一斉に出現する。(そのグループがアクティブになった時にグループ内の台に一斉にリーチ目が出る。ホルコンのグループ構成の見分け方及びそれを利用した攻略法に関しては、海殺しXのテキストブック参照) しかし、すぐに当たるのはそのうちの1台のみである。
したがって、最強のリーチ目と呼ばれる339でさえ、それが出現してその台がほどなくして当たる確率は、単純計算で3台1グループでは33.3パーセント、4台1グループでは25パーセント、5台1グループでは20パーセントとなるが、実際は台のロムの力(=サイクル状態)が当たり番獲得競争における最大の要因となるため、100を台の数で割る単純計算ではその期待値を計ることはできない。
好調グループの強い台であれば、その期待値が50パーセント近くなることも珍しくない。
リーチ目が出た後に無事に当たるような読み筋通りの展開で勝てた時、打ち手は海物語の虜になる。これこそがSANYOの戦略であり、海物語シリーズの人気を支える原動力になった。
海物語シリーズは新機種が出ても、根幹プログラムには変更点が見られない。新しいスーパーリーチの演出やスーパーリーチもしくはリーチに至る過程で発生する演出に違いはあっても、339の法則などは全く崩れることがない。
意図的な謎かけ
SANYOはわざとこのような出目の偏り(好調サイクル台に特有な出目)を仕組んでいるものと思われる。次に出す海物語の新機種も打ってもらうために。
ハマリ出目、不調サイクル台に特有の現象も同様である。新機種が出ても何一つ変わらない。(一般にはあまり知られていないが、現代のパチンコはどの機種にも好調サイクル、通常サイクル、不調サイクルというものがあり、それらがランダムに繰り返される仕組みになっている。サイクルごとに大当たり確率が異なり、メーカー発表の大当たり確率は全てを総合した時に大当たり確率にすぎない。ホルコンは内部の大当たり確率が甘くなっている台を優先的に当たり番に選びやすい仕様に仕上がっている)
初代海物語は謎かけを好むスフィンクスであった。
まだホルコンの隠れた機能(大当たりの誘発)がほとんど世間に知れ渡っていない頃、パチンコ攻略家は出目の研究(主にリーチ目とハマリ目)に明け暮れていた。
そのうちにパチンコ雑誌を通じて、出目情報が一般人にも広く知れ渡るようになった。しかし、こんな単純な攻略情報だけで勝てるほどパチンコは甘くない。
時には作戦図星となっても、時にはあえなく撃沈して、勝ったり負けたりを繰り返すのが素人である。
しかし、一方的に負けてばかりではないため、素人は今までの負けを取り戻そうとして、今日もホールに足を運ぶ。たとえ10年間で一千万円を失うことになろうとも。
人心掌握のうまさ
世間がオカルトと嘲笑する稚拙な攻略ノウハウをある程度までは成立させるように設計されていることが海物語シリーズの最大の特徴の一つである。
根幹プログラムをいじらないからこそ海物語を打つ人は今までの経験で学んだことを新機種にも応用しようとする。ここにSANYOの人心掌握術の巧みさを見る。
新作が出てから今までのセオリーが全く使えなくなってしまえば、海物語を打つ人は確実に減る。
偉大なミステリー作家
これを防ぐために、SANYOは初代海物語をスフィンクスにして、謎かけを行わせた後、継続機種においても、新機能が導入されるたびに、リトル・スフィンクスの役割を担わせてきた。
出目だけではない。
チャンス目、一発告知など新システムを導入するたびに、SANYOは「この法則を見破れますか?」と海物語ファンに問いかける。
あたかも推理小説の作家が読者をわくわくさせるストーリーを次々と考え出し、読者に推理する楽しみを与えているかの如く、SANYOの推理小説は続編を重ね、海物語シリーズはパチンコ史上、記録的な長寿機種となった。
この偉大さを我々は賞賛してやまない。
チャンス目も
当倶楽部の名を世間に知らしめるきっかけとなった下記のコラムをまだご覧になっておられない方はこの機会に是非ご一読されたい。
このコラムは海物語シリーズのチャンス目の出方に関して、良パターンと悪いパターンを解説している。
海物語シリーズにチャンス目という演出が追加されてからすでに10年以上の月日が流れているが、今でも上記のコラムが教える法則は生きている。
出目情報とは異なり、チャンス目の法則まで看破している人はごく少数にすぎない。しかし、台に発生する現象に敏感な人はこの法則にも精通されているものと思われる。
あの秘密も
さすがに、下記のコラムで触れる神秘の回転数については、99.999パーセントの人が全く気づいていないと断言できる。(もっとも、これはホルコンの仕様と関係があるため、海物語シリーズに限らず、パチンコ全機種共通の秘密ではあるが、このコラムで熱く論じられている「神秘の回転数」をカシオペア攻略術を購入せずに自力で発見することのできる人はその時点で天才と認定して差し支えなかろう)
上記のコラムで明かした秘密は決して嘘っぽい「都市伝説」ではない。カシオペア攻略術(最強攻略法・海殺しXのオプション)の購入者はここに書かれた知識を利用して大勝ちしても、例外なくあまりの「薄気味悪さ」に全身が震える。
こちらのコラム↑でも「神秘の回転数」に度肝を抜かれた方の証言が読める。ご参考までに。
一発告知も
海物語シリーズは一発告知にも良いパターンと悪いパターンが存在する。(下記コラム参照)
2007年にリリースされたスーパー海物語IN沖縄(最初の沖海)ではじめて一発告知(ハイビスカスフラッシュ)が導入されて久しいが、一発告知のパターンで台の善悪(ロムの強さ)を判断するこの攻略ノウハウもいまだに健在である。
何もかも踏襲
このように、海物語シリーズには上級、中級、初級と難易度の差はあれど各種法則で埋め尽くされている。
そして、あらゆる法則が新機種においても踏襲されるため、素人攻略家はいつまでも海物語を追いかける。
出目にしても、チャンス目にしても、一発告知にしても、機種が出るたびに善悪のパターンを入れ替えたり、打ち手に簡単に読み取られないように複雑化することは至って容易なことであるが、SANYOのプログラマーはそのような意地悪を決してしない。
海物語がファンに愛されることを第一に考えているからである。全ての法則が踏襲される点が海物語シリーズ攻略の最大の醍醐味と言えよう。
ハマリ出目が出ても
今回、新たに紹介したハマリ出目はどの台にも出る。既述の如く、好調台も例外ではない。
したがって、2回や3回、このハマリ出目が出たからといって、すぐに台を捨てる必要はない。
何故ならば、海殺しXのテキストブックで解説するサイクル変換の契機となる回転数(複数)の通過後に今まで頻繁に発生していたハマリ出目が突然、発生しなくなったり、それどころか海殺しXが教える好調サインが多発する展開になることも少なくないからである。
良い台は多少の辛抱ですぐに状況が好転する。リーチがほとんどかからず、ハマリ出目が何度も出る時はホルコンがその台の属するグループをアクティブにしていない可能性が高く、打つだけ無駄である。しばらく休憩して、打ち出し再開後も状況の変化がなければ何度も休憩を繰り返せばよい。(見込みのある台の場合)
限度を超える時は台を捨てる
しかし、究極のハマリ台というものは、滅多にサイクル変換が生じない。サイクル変換の契機となる回転数を何度通過しても、そのたびにサイクル状態は据え置きとなる。
こればかりはある程度の経験が問われるが、何度も休憩を入れて粘り打ちしても、打ち出しを再開した途端に「待ってました」とばかりにハマリ出目が出るような最悪の台は将来、大爆発する可能性も秘めているため惜しくもなるが、思い切って捨てる決断をしなければならない。(その台が何度も当たり番をスキップされ、グループ内の他の台が何回か当たった後にその台に戻ることも視野に入れる。海物語シリーズの場合、異常な頻度で悪い現象が生じた台は当たりさえすれば爆発する可能性が高いため)
最強攻略法・海殺しXは海物語以外の機種にも十分に通用する攻略ノウハウであるが、海物語シリーズで使用する時に最も効果が実感できるはずである。
本稿を読まれて、今回の攻略情報に確かな手応えを感じられた方は下記リンク欄で紹介する他の攻略コラムにも目を通していただきたい。
特に海物語シリーズ以外の機種を好んで打たれる方には以下のコラムを推奨する。
上記の二つのコラムにはパチンコ常勝者になるために必須の攻略情報を網羅している。内容的に重複する部分もあるため、お忙しい方はコンパクトにまとまった前者を、お時間に余裕のある方は深みの増した後者をお読みいただきたい。
皆様の攻略力の向上を祈念して筆を置く。
リヴィエラ倶楽部
佐々木智親
(最強攻略法・海殺しXの開発者)
筆者略歴・・・1965年東京生まれ。獨協大学法学部卒。90年代後半よりパチンコ攻略法の研究に着手し、21世紀に入る直前に最強攻略法・海殺しXの原型を確立する。以降、検証を重ねて、海殺しXを最強の名に恥じぬレベルまでバージョンアップさせる。パチプロ集団「リヴィエラ倶楽部」を結成後、2007年より海殺しXの一般販売を開始。元々はホルコン攻略家の一人であったが、「ホルコン攻略の弱点」にも泣かされたため、それを補うべく爆発テクニックの集大成、「カシオペア攻略術」(海殺しXのオプション)をはじめとする数々のノウハウを開発する。趣味はスキューバダイビング。プロレスと将棋には滅法詳しい。

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2021/01/16 (土) [パチンコ]

★二度目の緊急事態宣言でもあからさまな差別に泣くパチンコ業界。永遠に終わらぬイジメを必死に耐え抜くドMの美学! 後半では新型コロナウイルス対策で最も重要なことを説く。
パチンコいじめは致命的な過ち
一都三県に緊急事態宣言が再発令された。今回は飲食店の時短営業の要請に焦点を絞った内容となっている。
店名公表の結果、休業せずに営業を続けるパチンコ店が知れ渡り、かえってホールが賑わうという矛盾がマスコミや世間の批判を浴びた。
しかし、パチンコ業界だけを店名公表の対象として、休業要請を無視した他業界(どの業界も休業率はパチンコ業界のそれよりも遥かに低い)の店舗、施設にはなんのペナルティーも与えなかった自治体の差別政策は話題にもならなかった。
多数の知事が正義の味方を気取ってパチンコ店を集中攻撃している間、飲食店を中心にクラスターが多発して、それが第二波、第三波の引き金となったのである。
感染リスクが低いパチンコ店を集中的に取り締まる時間と労力を感染リスクの高い飲食店の取り締まりにあてていれば、このような結果を見なかったことは明らかである。
シャンプーの代わりにリンスをふりかけて、懸命に洗髪するも一向に汚れが取れないという実に頓珍漢なことに国も自治体も必死に取り組んでいた。それに対して、マスコミも国民も「シャンプーを使いなさい」とは誰も言わなかった。
問題の所在を明確にするために
この誤った社会風潮を正すために、又、一連の社会問題の根底にあるものを白日のもとに晒すために、私は以下のコラムを発表した。
(自治体の不公平な政策を糾弾した電話のやりとりの要約)
(不当なパチンコバッシングを完璧に論証したもの)
(政府、自治体の頭を鈍らせたマスコミの醜い報道を論理的に批判したもの)
今からでも遅くない。物事の本質を見極める目と世の不条理を憎む心を持つ方々は上記のコラムをツイッター、フェイスブック等を通じて拡散していただきたい。
やっと目覚めた政府
ようやく過去の大失態に気づいた政府は国民がこの重大な過ち(大事なことを放置して無意味なパチンコ叩きに忙しかったこと)に気づくことを恐れている。
過去の過ちについては一切言及せず、本来であれば前回の緊急事態宣言でしなければならなかったこと(飲食店に対する厳しい取り締り)を今頃になって全く厳しくない方法(休業ではなく営業時間短縮の要請)で実施しようとしている。なんとも情けない限りである。
政府にもプライドがある。政府の威信が傷ついては困る。
正直に「前回はパチンコ店を集中的に取り締まりましたが、それはなんの意味もないことでした。そのために飲食店を中心に感染が広がってしまいましたので、今回の緊急事態宣言下では飲食店の取り締りを強化します」とはさすがに言えない。
政府が言わなくても、国民がこのことをわかっているのであればまだ救いがある。
しかし、国民の大半はいまだにこのことに気づいていない。知らぬまに日本も民度の低い国になってしまった。
協力金なしの協力要請
一都三県に二度目の緊急事態宣言が発令されて、対象区域内のパチンコ店、ゲームセンターにも20時以降の営業自粛の協力要請があった。しかし、飲食店とは違って、要請に応じても協力金は支給されない。
人を馬鹿にするにもほどがある。今回は特措法に則った法的な意味を持つ要請ではないため、これに従わなくても店名を公表されることはないが、この舐め切った態度にパチンコ業界がどう対応するのかが見ものであった。
パチンコ業界のリアクション
東京都遊協はこの要請を受けて、加盟店に通達を通じて以下の指示を出した。
1.「パチンコ・パチスロ店営業における新型コロナウイルス感染症の拡大予防ガイドライン」の徹底(検温や台の頻繁な消毒等)
2.各種告知広告宣伝の禁止
3.20時以降の看板照明の消灯
いずれも時短営業の要請とは無関係なものである。
要するに、「宣言を重く受け止めている」というポーズを示し、東京都が認可する団体としての使命を全うしているふりをしているだけにすぎない。
肝心要の20時以降の営業については「短縮営業等の自粛協力の呼びかけは、法令に基づく要請ではないが、政府からの呼びかけであり、社会の一員として、真摯に耳を傾け、各社、誠意ある対応をお願いしたい」とぼかした表現で事実上、従う義務はないことを暗示している。
「誠意ある対応をお願いしたい」という表現は命令を避けているが、今後、想定されるお上からの吊るし上げに対して「自分たちは加盟店に適切な指導をしている」と抗弁可能な逃げ道を巧みに作っている。
加盟店に対しては、さりげなく「法令に基づく要請ではない」ことを知らせて、婉曲的に「従う義務なし」と言っている。
神奈川県遊協も県内の加盟店に通達を出し、「時短営業は、地域の実情に応じて個別判断とする」、「業界団体が作成したガイドラインに基づく感染防止対策を徹底する」、「20時以降、屋外広告のうちネオン、看板証明、イルミネーション、デジタルサイネージ等は消灯する」と多少の表現の違いはあるものの、都遊協と全く同じことを指示している。
相変わらずの弱気
情けないことこのうえない。
前回の緊急事態宣言の最大の犠牲者となり、知事たちの思慮を欠いた不公平政策によって多数の倒産企業を生み出してしまったパチンコ業界は今回も抗議をすることを見送った。
法令に基づく時短要請からパチンコ業界が除外されたことは、パチンコ店の感染リスクが高くないことを政府がすでに承知していることを意味するものである。
本来であれば、前回の緊急事態宣言における大失態を糾弾し、模範的な休業率を実現させたにもかかわらずパチンコ業界だけに的を絞って店名公表に踏み切った知事たちに謝罪を要求するチャンスであるというのに、言われなき批判を耐えに耐え、ひたすら殴られ続ける道を自ら選んだ。
学校で横行しているイジメの問題は教師の目の届かぬところで陰湿に行われる。しかし、パチンコバッシングは教師が率先して白昼堂々と一生徒を迫害している。
政府は校長先生、自治体の知事は担任の先生である。教師自らがイジメを先導しているため、イジメられている生徒に同情する善良な生徒も彼を擁護することができない。
言論界では私しかいないであろう、一貫してイジメられている子を助けようとしているのは。
子供のいじめを論じる際に必ず出てくるのは「いじめられる子にも(いじめを惹起する)問題がある」という薄汚い論理である。
パチンコで言えば、パチンコ依存症などの社会問題がパチンコ業界へのいじめを正当化しているわけだが、ギャンブル中毒はギャンブルをする人の自己管理力の欠如が問題視されるべきであり、パチンコ業界にその責任を押し付けるのは甚だ筋違いである。アルコール中毒の問題を酒のメーカーの責任にするのと同じである。
そもそも、パチンコ依存症などの問題はコロナとは完全に無関係なものである。
悪質なイジメは終わらない
パチンコ業界がお上に弱く、故なくしてひたすら殴られ続ける構図の背景には現在の3店方式による換金システムがある。
パチンコの出玉を特殊景品に変えて、店外で売買するこの方式を政府は合法と認めているが、万一、政府が解釈を変更して、これを違法とみなせば、もうパチンコは換金が不可能となる。
換金禁止となれば、業界ごと潰れてしまうことは明らかなため、パチンコ業界は常に政府を逆撫でしないように気を遣い、何事にも従順を尽くしている。
一連のパチンコバッシングはいくら殴られても決して抵抗することがないパチンコ業界の弱みにつけこんだ非常に悪質なものであった。
パチンコ業界の唯一の抵抗
しかし、「窮鼠、猫を噛む」の諺があるように、パチンコ業界も一度だけ抵抗した事実があることを知る人は少ない。
上記のコラムをお読みいただければわかると思うが、全日遊連傘下の全国遊技場青年部連合会はパチンコ店の換気能力の高さを証明するために、マスコミを招いて大きな実験を行っている。
これは非常に意義のあるパフォーマンスであった。人為的に発生させた煙をあっというまに排出してしまう実験映像はパチンコ店が密閉空間ではないことを見事に立証した。
密閉空間が非常に危険な場所である理由はウイルスを含んだ飛沫が空気内に浮遊するからである。
特に古いビルの中にある飲食店が危ない。客の口から放たれた目には見えない微粒飛沫の中にウイルスが含まれていることがある。
この微粒は質量が軽すぎるために下に落ちることなく、空中を浮遊し続ける。
換気の良い場所であれば、いつまでも留まることはないが、換気が不十分な場所に入れ替わり立ち替わり、多数の客が来ることにより、誰かの口から出たウイルスが別の客を襲うことになる。
今、パチンコ店にマスクを着用せずに入店することはできない。遊戯中にマスクを外せば店員に叱られる。
それに加えて基本的に会話のないパチンコ店は微粒飛沫が浮遊することが滅多にない上に換気能力は他の施設とは比較にならないほど優れている。
このような密閉空間とはほど遠い場所を政府、自治体、マスコミは危険地帯であると決めつけ、国民に事実に反する印象を植え付けておきながら自らが広めた誤った情報を一向に訂正しようとはしない。
イジメっ子というものは自分が悪いと思っても、苛めた相手に謝ることは絶対にない。これと同じである。
言われなき批判を浴びせられ、窮地に陥ったパチンコ業界は身に降る火の粉を払いのけるために、必死の思いで多くのメディア関係者が見守る中で、前述の公開実験を行った。この結果を多くのマスコミに報道してもらうために。
しかし、マスコミこそがパチンコバッシングの急先鋒なのである。イジメっ子同様、大半のメディアはパチンコ業界の悲痛な叫びを黙殺した。
自分たちの過ちを意地でも認めることができないのであれば、せめて攻撃の矛先を飲食店に向けて糾弾するのが中途半端ではあっても正義というものではなかろうか。
パチンコと違ってイメージの良い飲食店をバッシングの対象にすることをマスコミは好まない。イジメっ子がクラスで人気のある生徒には決して手を出さないように。
今後の展望
遊協の通達を受け取った各ホールの反応は今回に関しては一様ではないと思われる。
私の予想では、全国にチェーン店を持つ大規模ホールは協力金が出なくても営業上の損失を覚悟の上で20時以降の営業を自粛ところが多いと思う。
対象区域内では、会社帰りのサラリーマンで混み合うゴールデンタイムの営業を停止することにより営業利益は削られても、対象区域外のチェーン店では通常通り営業できる。これが大企業の強みである。
企業の社会的責任(コンプライアンス)を自社が遵守している姿勢を世間にアピールすることにより、企業イメージの向上も期待できる。
天秤にかけた場合、明らかにマイナスがプラスを上回るが、大企業は長期的視点に立った戦略を好む。
目先の利益を重視して悪印象を残すよりも、コロナ禍が終わった後も安定経営を続けるために、犠牲を払ってまでもコンプライアンスを優先するところが多いと私は見ている。
逆に中小規模のパチンコ店は従業員の生活を守ることに必死である。ゴールデンタイムの売り上げが見込めなければ毎月の固定費(テナント代、電気代等)の支払いにも窮するため、今回は協力の要請に従わないところが多くなると見る。
そもそも従わなくても今回は店名を公表されることはない。
相変わらず悪意に満ちたマスコミは20時以降に営業を続けるホールの前にレポーターを立たせ、「現在、時刻は20時を回ろうとしているところですが、このパチンコ店は平然と営業を続けています」とでも言わせるのであろう。
その後、店内に入って店長に「時短営業の要請に従わないのは何故ですか?」とくだらない質問を投げかけ、遊戯をしてる客に対しては「この時間にパチンコを打っていて罪悪感を感じませんか?」と意地悪なインタビューするに違いない。
客が正論を述べてマスコミや自治体の姿勢を批判すれば、その映像は没にして、別の客が何か間抜けなことでも言えば、視聴者がパチンコに抱く悪印象を助長するものとして歓迎し、これ幸いとばかりにその映像を流すことになろう。
レポーターがパチンコ店を苛めている間、すぐ近くのレストランは20時以降も堂々と営業を続けているに違いない。
前回の緊急事態宣言下では千葉県松戸市の本郷谷健次市長が休業要請に応じないパチンコ店に直接出向き、説得に挑むという前代未聞の大事件が発生した。
市長がホールの責任者と面会するのは構わない。休業の要請を口頭で伝えることも構わない。
しかし、市の職員にパチンコ店の真ん前で横断幕を持たせて、道行く人に入店しないように呼びかけた公権力の濫用は決して許されるものではない。これは民間企業の営業を不当に妨害するものである。
しかし、マスコミはこぞってこの市長を英雄扱いして、市長の行動を称える報道をした。
今回の緊急事態宣言下でこの市長が時短要請に従わない飲食店の前で同じパフォーマンスをする勇気があるかどうか私は注視している。
絶対にしないであろう。
イメージの悪いパチンコを敵に回しても市民からの反発はないが、悪印象が皆無の飲食店に対して再び職権濫用行為に及べば、その飲食店の常連客らが反発して、リコール運動も起こりかねない。
「イメージが良い業界には優しく、イメージの悪い業界には厳しく」という不公正な方針は弾劾されなければならない。
小池知事は一体何をしたのか?
東京都の小池知事は新型コロナウイルスの対策のために全力を尽くしている。このことは素直に評価できる。
しかし、この人のコロナ政策で賞賛に値するものは残念ながら一つもない。
パチンコ業界だけを集中攻撃して、店名公表をした時、小池知事はあたかも自分が正義の味方であるかのように、陶酔感を漂わせ、記者会見では胸を張って「休業要請に従わないパチンコ店の店名を公開します!」と粋がっていた。
店名公表に踏み切るのであれば、最も危険な業界(飲食店)から優先して行うのが筋である。
しかし、小池知事は最も危険な業界を完全に放置して、感染リスクが低く、休業要請を受けた業界の中では最も危険ではないパチンコ業界だけを標的にして、次々と店名公表をして得意になっていた。
その間に飲食店を中心にウイルスの感染は拡大を続けていたのである。(この点については他の知事も同じ)
政府が緊急事態宣言を解除した後、小池知事はロードマップなるものを作り、感染リスクの高くない業界から順次、営業の再開を許可するという独自の方法を採用した。
ここでもパチンコ業界は感染リスクが最も高いカテゴリーに分類され、営業再開許可が出たのはどの業界よりも遅かった。
結果的に多数のホールを倒産に追い込み、その余波でパチンコ業界に依存する関連業界にも甚大な経済的打撃を与えたが、少しも反省の色がなく、今回もパチンコ店に「お金は一円も出しませんが、協力して下さいね」と責任感の欠片も感じられぬことを言っている。
自分の失政がもたらした罪なきパチンコ店の倒産にも、それに伴う地域経済の悪化にも心を痛めることがない。
パチンコやゲームセンターなどは生活に必要不可欠なものでないと馬鹿にしているのかもしれないが、これらの企業が倒産することにより、取引先の企業も雪崩式に崩壊に向かう。
これから先、東京は職を失った人たちが今以上に溢れかえり、ネット喫茶難民は確実に増える。
今回、営業時短の対象となる業界から密閉空間のイメージの強いインターネットカフェが外れたが、それはとりもなおさず、小池知事が自らの罪を内心では認めていることを意味するものかもしれない。
そもそもロードマップとはなんだったのか。こんなことをしてなんの意味があったというのか?
ロードマップは現実に全く即していない絵に描いた餅にすぎなかった。クリエイティブなアイデアではあっても無意味に近いシステムであった。
記者会見で小池知事はパネルを使って今後の取り組みを紹介して、ロードマップ政策を誇示していたが、無意味なことを懸命にアピールしているようにしか思えなかった
今、政府は感染拡大の中心地、東京都の長である小池知事の失政を非難している。
小池知事が得意になってパチンコいじめをしている時に、飲食店の取り締まりを強化して、パチンコ店ではなく飲食店の店名公表をそれこそ正義の味方を気取ってやっていれば、このような事態を招くことにはならなかった。
イメージの悪いパチンコ業界と敵対することにより頭の弱い都民の好感を得て、都知事選では圧勝、再選したが、都民の生命を守ることよりも自分の政治家生命を守ることを優先したという謗りは免れない。
このことがわかっている人が今の世の中にどれほどいるであろうか。きっと、百人に一人か二人にすぎぬであろう。
焼け石に水
私は国、自治体、マスコミ、自粛警察の餌食となり、集中リンチの犠牲者となったパチンコ業界を不憫に思い、一連のコラム通じて世間に一石を投じてきたが、世論を変えることの難しさを痛感している。
個人のブログで正論を述べても、焼け石に水である。
しかし、それでも正論を述べ続けることをやめないのは、日本を少しでも文明レベルの高い優れた国に変えたいという愛国心からにほかならない。
SNSを使った拡散の協力を読者に求めているのは、焼け石にかける水の量が少しでも増えれば、少しはマシな焼け石になるかもしれないという淡い願望があるからである。
逃げ回るだけではダメ
以前、私はコロナから身を守るための「養生宝典」として、下記のコラムを発表した。
(長文注意・お時間のない方は流し読み、拾い読みに徹して下さい)
新型コロナウイルスと戦うために最重要なことは免疫力を上げることである。
感染しないことが最も安全ではあるが、感染しても無症状か普通の風邪と同じくらいの軽症ですませることの方がより重要である。
無症状感染によって体内に抗体が生成されれば、感染しないことよりも優れた状態と言える。
多くの人が被害を受けずに感染すれば、それは集団免疫の獲得につながり、新型コロナウイルスの脅威を減らすことができる。
運良く今日も感染を免れても、東京のように感染爆発が拡大している地域では、明日にでも感染してしまうかもしれない。「幸運にも感染しない日」がいつまで続くかは誰もわからない。
感染しないようにとただ逃げ回っているだけでは、真の危機(重症化)から逃れることはできないのである。
逃げることから戦うことへ
そろそろ考え方を根本から見直さなければならない。
しかし、政府はいまだに3密防止だけにこだわり、会合、会食、イベントの自粛を今でも声高に叫んでいる。ステイホームという馬鹿げたことを平然と唱導している。
これらの対策はただ逃げ回っているだけであり、不運にも感染してしまった時に重症化するリスクを少しも減らしていない。
前出の宝典コラムにも記したように、緑茶の飲用と日光浴が新型コロナウイルスに対抗する手段として最良のものであると私は信じる。
このコラムを執筆した時点では、緑茶に含まれるカテキンの効力にまだ多少の疑問の余地が残されていたことは否めないが、最近、奈良県立医大の矢野寿一教授の実験結果が多くのメディアに取り上げられ、私の主張を裏書きすることになった。
このような貴重な研究を何故、政府は重視しないのか。理由は至って単純である。大半の学者が認める定説にはなっていないからである。
当然ながら、「実験方法に隙がある」とか「緑茶を飲んだからといって体内のウイルスの働きをストップさせることはできない」などの異論が各方面から来ることが予想される。
今後、学会で討議が重ねられ、実験方法にも改良が加えられ、カテキンのパワーがより多角的に考察され、矢野理論が学者間の通説になって、権威ある学術団体が公式に緑茶の効用を宣言すれば、恐らく政府もこの事実の広報に熱心になるに違いない。
しかし、今は一刻を争う状況にある。悠長に将来の研究結果を待っている場合ではない。
「安全を保証することはできないが」と前置きした上で「緑茶がこのウイルスを無害化する可能性が高い」と政府が公式にコメントすれば、インターネットには縁のない高齢者も緑茶を飲むようになる。
これによって、感染者数、重傷者数を大幅に抑えることができるが、このような実効性のあるコメントを政府は決して発しない。
日光浴についても同様である。政府が国民に日光浴を奨励することはない。日光浴はステイホームに反するからである。
日光浴には二つのメリットがある。一つ目は紫外線の力で新型コロナウイルスを消滅させることである。二つ目はビタミンDを体内に蓄えることである。
アメリカにおける研究で新型コロナウイルスが紫外線に弱いことはすでに立証されている。(まだこの理論を素直に受け入れない多数の異論が出ている段階であるとは思うが)
又、重症化した患者、死に至った患者に共通して言えることがビタミンDの著しい欠乏であることもわかってきた。(前出の宝典コラム参照)
夜間の不要不急の外出を慎むことには意味がある。政府が言っていることの中では珍しく意味がある。
日中に銀行のATM機などのボタンを押して、不運にもそこにウイルスが付着していた場合、指にウイルスが乗り移る。その指で顔を触ったりすれば顔にもウイルスが乗り移る。
しかし、その後に10分間ほど外を歩き、太陽光線を浴びれば、ウイルスの大半は無害化すると言われている。
夜間に外出して、どこかでウイルスをもらってしまった場合は直後に日光浴ができないため、翌日の太陽を見るまでの間、危険な状態に晒される。
通常の手洗い、うがいも重要であるが、最も手堅い対策はそれらに加えて頻繁に緑茶を飲み、極力、日光浴をすることである。
ステイホームでは日光浴ができない。テレワークであっても、天気の良い日は時々、近所を散歩する習慣を身につけたい。
国が守るもの、自分が守るもの
政府が国民に求めていることは、十分な医療体制を維持して、医療崩壊を招かないようにするための方策にすぎない。
国民の命を守っているのではない。医療体制を守っているだけである。医療体制を守ることができれば、間接的に国民の命を守ることにもなるが、死ななくてすむ人を救う有益な情報を政府は一切発信しない。
国民がウイルスから逃げ回っていれば、感染者数も減る。感染者数が減れば最悪の事態(医療崩壊)は回避できる。
このことに政府は重点を置いている。
新型コロナウイルスで入院した人は一定の割合で死に至るが、「そんなことはどうでもよい」というのが政府の立場であることを知るべきである。
我々にとって最も大事なことは自分の命を自分で守ることである。これはまさに対ウイルスを想定した護身である。
万一、感染しても無症状か軽症ですませてしまえばそれでよい。そのための方法を政府は絶対に教えてくれない。私が宝典コラムを書いたのはそれ故である。
本稿が読者諸兄に幸福をもたらすものとなれば、これに勝る悦びはない。
リヴィエラ倶楽部
佐々木智親
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