fc2ブログ

2021年07月の記事 (1/1)

ソ連兵士の遺書~戦場の星空の下で

ソ連兵士の遺書
★神と出会った青年兵士が迫りくる死を前に綴った祈り

人間の美醜が露に


 戦争は人を極限の状況に導きます。戦時中は至る所で信じ難い残虐な行為が行われ、人間の醜さが露呈されます。その邪悪な影に隠れて信じられぬほど美しい出来事も生まれ、人間はここまで崇高な生き物なのかと驚かされます。

 今から語る話は日本では全く知られていない旧ソビエト連邦兵士の逸話です。(以下、聖夜の大爆発! 【Pスーパー海物語IN沖縄2】より抜粋)

最初で最後の祈り


 人類が世界の覇権をめぐり国家間で血みどろの抗争を繰り広げていた20世紀の中葉、第二次世界大戦で戦死した、あるソ連兵のポケットから敵兵に撃ち殺される数時間前にしたためたと思われる走り書きの遺書のようなものが見つかりました。
ソビエト兵士の遺書
 共産主義体制下で教育を受け、無神論を叩き込まれた一人のロシア青年が戦場で見た美しい星の光に心を打たれ、大きな内面的変化(メタノイア=回心)を経験します。

 れは自らの死期を悟った彼のスピリチュアルな目が開かれ、神と出逢った劇的な瞬間でした。(以下は彼が残した遺書の邦訳)

聞いてください、神様、今までぼくはあなたに話しかけたことなど一度もありません。
けれども、今、あなたに何かを訴えたいのです。
子供の頃から、ぼくはあなたなんかいないと聞かされてきました。
愚かにも、ぼくはそう信じてきました。
今まで一度もあなたのみ業のことを考えたことがありませんでした。
でも今夜、頭上にきらめく星を眺めていて、人の残酷さに気がつきました。
神様、あなたの手をぼくの上に置いてくださるでしょうか?
とにかくぼくはあなたに語りかける。あなたはわかってくださる。
光がぼくに出会うのは別に不思議ではありません。
ぼくは、この呪わしい夜にあなたに対面しています。
もう言うべきことはありません。
とにかく、あなたを知ることができて嬉しいのです。
真夜中にぼくの隊は出撃の予定です。
でもあなたがご覧になっているので、怖くありません。
合図です。もう行かなくては。
あなたと一緒で幸せでした。
もう一つ言わせてください。
あなたがご存知のように戦いは激しく、
今晩、ぼくはあなたのドアを叩きに行くかもしれません。
今までぼくはあなたの友ではなかった。
それでも今夜、ぼくが行ったら入れてくださいますか?
どうしてぼくは泣いているのでしょう。
神様、あなたはぼくに何が起こったかお分かりですね。
今晩、ぼくの目は開かれたのです。
さようなら、神様。もう行かなくてはなりません。
多分生きては帰れないでしょう。
おかしいのでしょうか、ぼくは、もう死を恐れてはいないのです。

リヴィエラ倶楽部
佐々木智親

にほんブログ村 パチンコブログ パチンコ日記へ



ランキングサイトに参加しています。本記事を「そこそこに良い」と思われる方は「パチンコ日記」のバナーを、「とても良い」と思われる方はそれに加えて上記テキスト(人気ブログランキング)の文字上クリックしていただければ今後の記事を書く上での励みになります。

★もっと楽しく もっと夢を
リヴィエラ倶楽部の公式HP
戦争美談
スポンサーサイト