
昨今では英語をアメリカやイギリスで修得するのではなく、フィリピンに短期留学して学ぶのが隠れたブームとなっている。このブームの火付け役となったのは韓国人らしい。韓国人も英語力のひどさにおいては、日本とともに世界のビリ争いをしている国民である。日本語も韓国語も文法的には非常に酷似した言語である上、両国とも国際派とはほど遠い極めてナショナリスティックな国である。日本人の英語がひどければ韓国人の英語も似たり寄ったりなのも十分に頷ける。
以前、親しくしていた韓国人の大学教授は片言以上、ペラペラ未満の英語を操る人であったが、日本で世話になった私への礼状に不思議な英語を書いてきた。
Thank you very much for taking care of my private part.
まず時制が間違っているように思えるが、このくらいの小ミスはネイティブでも犯すので大きな問題ではない。気になるのはprivate partという言葉である。きっと、「私的なことでお世話になった」と言いたかったのであろう。しかし、英語を少しでも理解する人はprivate partという単語に絶句してしまうに違いない。ブログの品格が落ちるので、訳は敢えて書かないでおこう。売春婦に宛てた礼状であれば十分に意味が通るのだが。
さて、昨年末、フィリピンに出張する機会があった。しばらくの間、本稿のテーマと直接関係のないよもやま話の数々にお付き合いいただこう。
某非営利団体より国際シンポジウムへの出席を依頼された私は芸能人なみに「アゴアシ付き」の厚遇を受け、約2年ぶりにフィリピンの地を踏むことになった。会場となるパークレーンホテルはセブ島にある。フィリピンにはもう何度も足を運んでいるが、セブの大地とは約10年ぶりの再会となる。会議そのものは3日で終わったが、その後、リゾート地に羽を伸ばし、大好きなマリンスポーツに興じたのは必然の成り行きであった。
海と空が出逢う場所
セブ島はタイのプーケット、インドネシアのバリと並び、アジアの三大リゾートアイランドに数えられる。前二者とは異なり、英語圏であるため、英語さえできれば現地でのコミュニケーションに困ることはない。こんな夢の楽園が成田からわずか4時間の場所にあるというのは冷静に考えても信じ難い。ハイパー海物語INカリブで5連荘すると、マリンちゃんが歌を歌ってくれるが、歌詞の中に「海と空が出逢う場所」というフレーズがある。まさにこんな場所である。
日本では、大半の男性がスーツを着て、毎日、満員電車に揺られながら苦悩の日々を送っている。総じて高学歴な国民はホームレスのような不運な人を除き、誰一人、本当の意味での貧民はいない。贅沢さえしなければ、一日に三度の飯を食うことができる。しかし、どういうわけか自殺者が異常に多い。
随分前の話になるが、私が所属するパチプロ集団、リヴィエラ倶楽部が最強攻略法・海殺しXの購入者を対象に実施したアンケートでNGOの職員から「一日に三度の飯が食える日本人は幸せです」という添え書き付きの回答をいただいたことがあった。こういう有難さは日本に住んでいると、ひたすら雑事に追われ、気づくこともないが、フィリピンに来ると、否が応でも覚醒させられる。
観光地には必ずといってよいほど物乞いの人が溢れている。そのうちの一人に施しを与えると、公園でポップコーンを投げた後に出くわす鳩の大群の如く、飢えた人々が自分もその恩恵に預かろうと寄ってくる。昔、サラリーマンを辞めた直後、一時的ながら極貧の極致を味わった私は見かけによらず情にもろい。一人ひとりに与えるわずかばかりのチップが微力ではあっても彼らのいっときの救済につながると思うと、財布からたちまち2千円相当のペソ紙幣が消えてしまう。しかし、そんなはした金は海物語で単発一回でも出せばすぐに回収できる。こう考えるとパチンコを副業にした有難さが身にしみてよくわかる。
私がパチンコを打って、唯一、罪悪感を覚えるのは、人権無視の極悪非道国家、北朝鮮の金集めに加担していると思う時である。しかし、だからこそ負けることは許されない。北朝鮮といえども国民の大半は善良な人々である。罪もない何百万人の国民を餓死させてなんとも思わない国家首脳陣に我が国のパチンコホール(全てが北朝鮮系ではないが)で落とされた金が献上される。ならば、ホールから逆に金を巻き上げ、それを本当に困っている人に渡すのが自分の使命ではないのか。怪盗ルパンではないが、パチプロが果たせる数少ない社会還元の一つには違いない。
小泉元首相は訪朝の折、笑顔ひとつ見せず、「拉致という極悪非道の人権侵害行為がこともあろうに国家主導のもとで行われたというのは誠に非常識なことだ。日本国民を代表して強く抗議する」と言い放った。よくそこまで言ってくれたと私は思った。普通の政治家であれば「遺憾に思う」くらいの表現でお茶を濁すところであろう。しかし、北朝鮮を追い詰め、世界各国から非難の嵐を浴びせるためには、通常の外交辞令にはない強いインパクトを伴った台詞が必要となる。そして、国際的なブーイングを背景に北朝鮮の暴走に歯止めをかけ、拉致被害者全員を救出するのが首相としての役割であろう。北朝鮮を四面楚歌に追い込み、クーデターを誘発することくらいしか金王朝崩壊のシナリオはないように思える。そして、ゆくゆくは東西ドイツのように韓国と合併され、朝鮮半島の北側に住む人々にも真の平和が訪れることを祈らずにはいられない。
リヴィエラ倶楽部 佐々木智親
(最強攻略法・海殺しXの開発者)
パチンコのことはおまかせ

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2008/04/30 (水) [英語]
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