
パチンコ規制時代の救世主↓
激甘の海が大人気
2022年8月22日にホールに導入されたPA新海物語の人気に火がつきかかっている。
SANYOらしく、細かいところをいちいちいじらず、ドカンと大きな新演出(今作ではカメの落下)を入れて、「それ以外はいつもの海をお楽しみ下さい」という手法も健在である。

さて、PA新海物語は演出面ではなくゲーム性が話題を呼んだ。ホールで長時間にわたって遊戯できる「激甘性」がファンの心を掴んだのである。
サポートタイムの搭載
PA新海物語は通常の甘デジ(遊パチ)海物語シリーズの基本スペック(大当たりの100パーセントがSTに突入、かつST後に20回もしくは45回の時短がつく)を踏襲した上でサポートタイム(新時短)という新しい時短システムを実現させた。

①20回転 (全体の50%、大当たり期待値18.2%)
②40回転 (全体の40%、大当たり期待値33.1%)
③100回転(全体の9%、 大当たり期待値63.4%)
PA新海物語のゲーム性はドラム海物語IN JAPANのスペックがモデルになっている。突然時短+遊タイム(379回転)という仕様上、突然時短が発生すればするほど遊タイムに接近し、遊タイムに突入すればほぼ間違いなく当たる。(※ひどい台の場合、ごく稀に当たらないこともあるが・・・)
しかも、ドラム海物語INジャパンよりも電チューサポートが多めのスペックに仕上がっているため、サポートタイム中の当たりも、「40回転」であればそこそこに期待できる。「100回転」であればかなり期待できる。379回転に至っては、普通は当たる。
もちろん、如何なるスペックの機種でも好調サイクル突入中の台は好調なパフォーマンスを見せる。(サイクル状態やサイクル変換の秘密については海殺しXのテキストブック参照) たとえ一気に大連荘しなくてもハマらずに何度も初当たりが入ったり、冴えない当たりが続いた後は一拍置いてから胸のすくよう快進撃を見せることもある。
しかし、甘デジに多いポンコツ台には騙されやすい。このような遊び台(通常サイクル台)は究極のハマリ台とは違って、調子が良い時はそれほど回さずに次の初当たりが発生する。しかし、毎度のように単発や2~3連荘で終わってしまい、そのような「冴えない数珠連」がひと区切りしたところでハマる。
もちろん。好調サイクル台にもサポートタイムは発生するが、好調サイクル台であれば、サポートタイム中に当たってそこから多連荘(4連以上)につながりやすい。あるいは、サポートタイム中に当たらなくてもサポートタイム終了直後、3回以内のリーチで当たりやすい。
このような台は爆発の可能性を秘めているため、ヒット・アンド・アウェー戦法(少しだけ打って当たらなければ他の台に移動→しばらくしてから戻り、再び少しだけ打つ、を繰り返す)の対象にはなるが、深追い厳禁である。
PA新海物語の遊タイム回転数は十分すぎるため、通常は遊タイム突入=大当たりの確保という意味を持つが、好調台の割り込み当たりが生じるのは、同グループの台の遊タイム突入直後ではなく、「遊タイムに入った台の遊タイム中の当たり」の直後である。
「ある台が続けて単発当たりを出すと弱くなり、グループ内の他の台を当たりやすくしてしまう」のと全く同じ論理により、あるグループが続けて単発当たりを出すと、そのグループは少なくとも一時的に弱くなり、他のグループをアクティブ(当選状態)になりやすくしてしまう。
ところで、「スパパパパーン」という耳慣れない言葉は女子プロレス団体「スターダム」の名脇役、鹿島沙希(写真)の必殺技、「起死回生」を形容する新語として世に広まった。この技の別名として使われることすらある。

④379回転(全体の1%、 大当たり期待値97.8%)
もっと遊べる海へ

「もっと遊べる海へ」というキャッチフレーズの面目躍如たるものがある。これこそがPA新海物語が年配者を中心に支持される最大の理由であるが、リヴィエラ門下生(最強攻略法・海殺しXの購入者)の皆様は後述の攻略情報を重視して、冴えない台(何度も当たりではなく突然時短が発生する台)での長時間プレーは避けていただきたい。
ユーザーフレンドリー
次にPA新海物語のスペックを紹介する。
PA新海物語のスペック
▼大当たり確率 1/99.9(通常時) 1/9.9(確変時)
▼確変突入率 100%/確変は5回転まで
▼出玉 500個 or 1000個
▼電チューサポート 25 or 50 or 683回転
▼遊タイム 299回転で379回転
<大当たり内訳>
10R(1000個)+電チューサポート683回転・・・4%
5R (500個)+電チューサポート683回転・・・6%
5R (500個)+電チューサポート50回転・・・57%
5R (500個)+電チューサポート25回転・・・33%
<サポートタイム内訳>
電チューサポート379回転・・・1%
電チューサポート100回転・・・9%
電チューサポート40回転・・・40%
電チューサポート20回転・・・50%
電チューサポート(ST5回転+時短)の683回転というのが一際目を引くが、これは時短304回転は必然的に遊タイムに突入するため、遊タイム379回転を加えた数字である。
このように、システム上のユーザーフレンドリー性が打ち手に明確に伝わってくる機種である。
一般的にどのホールも甘デジコーナーは台の入れ替えが激しいが、PA新海物語のようなポリシーを感じさせる機種は何年経っても完全には撤去されず、かなり古くなってもシマの一角に確実に残るものと思われる。
人気の理由
PA新海物語が昔からの海物語ファン(主に年配者)を中心に支持を得ている理由が「激甘性」にあることはすでに述べた。
ドラム海物語INジャパンをモデルにしたPA新海物語はドラ海スペックをさらに先鋭化させ、花火タイムではなく「サポートタイム」という明確かつ単純な言葉を用いている。
「サポートタイム」と表示されれれば、心なしか当たるまで応援してもらえるような気分になる。

もう一つの魅力
素人を揺さぶる魅力はそれだけにとどまらない。当たりはしなくても、何度もサポートタイムに入れば、電チューサポートが100回転未満であっても、着実に遊タイムに近づく。
打ち手を飽きさせないゲーム展開と言えよう。
ここから先が肝心
しかし、「果たして、こういうパチンコの楽しみ方をしてよいのか?」というのが今回のコラムの骨子である。
しかし、玉もちさえ良ければそれでよいのか?
気を抜くな
この機種は明らかに昔からの海物語ファンを標的にしている。ミドルの新海物語が「シンウミ」の略称で親しまれていたのは今から20年も前のことである。オールドファン以外で当時のことを知る人はいない。
この機種の平均連荘回数が2.7回であることも肝に銘じる必要がある。
好調台であれば

じれったい台の特徴
毎回のように当たるまで大きなハマリを経由する台が不調サイクル台であることはリヴィエラ門下生であれば、ベテランでなくてもすぐにわかる。

そして、ハマリ明けに一気に爆発するという期待を抱かせて、実際は5~6連荘程度のサービスで懐柔されてしまう。サイクル変換が起こらぬ限り、体力値(リヴィエラ用語)を徐々に蓄えるも、待望の爆発がなかなか発生しない。
遊び台に多いサポートタイム
PA新海物語の遊び台にはサポートタイムが頻繁に発生する。

そして、その後は無事に多連荘というのがお決まりのパターンである。
しかし、遊び台にサポートタイムが発生しても、サポートタイム中に当たることは滅多になく、運良く当たってもなかなか多連荘しない。
同様に、サポートタイム終了直後に当たっても多連荘せずに終わりやすい。
遊び台の扱いは慎重に
何度もサポートタイムが発生する台には「今は休火山、将来は活火山」という淡い期待が膨らみやすい。
順調に体力値を伸ばし続けた台がある時を境に大爆発する可能性を秘めていることは紛れもない事実である。
特にそのような台が海殺しXのテキストブックで解説する爆発潜在性の高い台である時は簡単には手放したくない。
時には、その日のうちに爆発せず、翌日、翌々日に爆発することもある。したがって、サポートタイムだけは頻繁に発生するもそれを契機に調子に乗ることのできない台に過度な期待を抱くべきではない。

最重要ポイント
PA新海物語に特有の攻略ポイントは、「遊タイム以外のサポートタイムは大当たりと同じ」とみなすことである。
ドラム海物語IN JAPAN同様、PA新海物語は遊タイムとそれ以外の突然時短(PA新海物語ではサポートタイム)とでは全く違った意味を持つ。
今時、本格的にパチンコの攻略に研究されている人でホルコンの仕組みがわかっていない人は少数派であると思うが、上述の話にピンと来ない方は下記のコラムを熟読していただきたい。
詳解(1)
しかし、ある台が遊タイムに入った直後にグループ内の好調台が当たることはほとんどない。(遊タイム突入直後に当たったとしても、因果関係はなし)

このタイミングの違いにはくれぐれも気をつけていただきたい。
もう一つ、重要な事柄に言及しなければならない。
リヴィエラ門下生の皆様には、説明不要のことかもしれないが、パチンコは機種を問わず、どの台も続けて単発当たりを出した時にピンチを迎える。単発当たりの2連続、3連続・・・と連続回数が増えるほどハマリやすくなる。
既述の如く、PA新海物語の場合においては、「遊タイム以外のサポートタイムの発生かつサポートタイム中の当たりなし」を単発当たりにカウントする。
もう一例を示そう。
単発当たりを出した後に遊タイム以外のサポートタイムに入り、それが終わった後に再び単発であたった台は「単発当たり→単発当たり→単発当たり」の単発3連続と同じである。
このような台はグループ内の他の台が次々と何台も当たらない限り、非常に当たりにくい状態になる。
詳解(2)
さらにもう一つ、プロ向けのアドバイスもしておこう。

これはPA新海物語に限った話ではなく、ホルコンの仕様によるものなので、どのホールのどの機種にも当てはまる普遍の真理である。
したがって、あるグループから単発当たりの2連続、3連続が発生した場合、他のグループがアクティブになりやすくなり、他のグループの台がある程度当たるまでの間、単発当たりの連発が生じたグループはアクティブになりにくくなる。(=グループ内から当たり台が出にくくなる)
あるグループで同じ台が単発当たりを続けて出しても、複数の台が単発当たりを続けて出しても同じである。
これもPA新海物語に限らないホルコンの普遍の真理であるが、PA新海物語の場合、(世間には全く知られていないが)遊タイム以外のサポートタイムも当たりと看做さなければならないため、サポートタイムに入った台がサポートタイム中に当たるか否かを常に注視する必要が生じる。
もしそのグループの直近の当たり(グループ内のどの台が出した当たりでもよい)が単発であった場合、単発当たりの連続を免れたことになるので、そのグループはピンチを迎えないですむと解釈することができる。
自分の台が好調台であれば、このタイミングで当たることもあるので、少額投資で少しだけ打ってみる必要もあるが、当たらない時は打ち出しを停止して、今度はサポートタイム中の台が当たるかどうかをチェックする。
もしグループとしての連続単発であれば、別のグループでプレーするという選択肢も有力になる。まだまだ行けるグループの場合はしばらくの間、打たずに休憩に入る。(再開のメドは対立グループの単発当たりやその他のグループの相次ぐ単発当たり)
とっておきの攻略法
初心者には難しい説明であったかもしれないが、海殺しXのテキストブックを読了されれば、パチンコ攻略に必要なひと通りの知識は自然と身につくようになっている。
ある台に遊タイム以外のサポートタイムが発生して、そのサポートタイム中、もしくはサポートタイム終了直後に当たり、その当たりでもってその台がカシオペア攻略術の教える危険領域に突入した時、同グループ内の台は一斉に大チャンスを迎える。
この状況下では、危険領域速攻法がやけに決まりやすく、慣れた方には楽勝パターンとなる。
当ブログの看板コラム、【パチンコ・ホルコン攻略】当たり番スキップの法則【台選びのコツ】等を通じて「当たり番の台を見抜く目」が肥えている人は、このタイミングで新当たり番の台を打てば、スパパパパーンとお座り一発で当てることができるようになる。(カシオペア攻略術に関しては、カシオペア攻略術FAQを参照)
PA新海物語の場合、そのような台が当たる前にはサポートタイムを経由することが少なくなく、ただでさえ当たりやすい危険領域速攻法の成功率がますます高まる。
とにかく、そこに他機種にはないPA新海物語とドラム海物語IN JAPAN特有の攻略チャンスが潜んでいると認識していただきたい。
皆様の成功談、戦績報告を鶴首している。長いコラムに最後までおつきあいいただき、感謝また感謝!(ここから先はオマケ。お時間に余裕のある方だけお読み下さい)
起死回生

起死回生という一瞬の丸め込み技は不意に相手に絡みついて、その1.5秒後にフォールしてしまう恐ろしい技であり、この被害に遭ったトップレスラーは枚挙に暇がない。
鹿島さんはトップレスラーとは言い難く、勝ったり負けたりを繰り返している中堅レスラーにすぎない。しかし、彼女自身が開発したこの技の凄まじい威力に助けられ、どんな強豪レスラーにも勝つことができる。
つい先日は日本最強どころか「世界最強」の女子レスラーかもしれない朱里選手(左上の写真)にボコボコにされながらも、一瞬の隙を衝いてこの技で大逆転勝利を収めた。
朱里ファンの私にはショッキングな出来事ではあったが、「勝ったのが鹿島さんだからまあいいか」と思わせるのは彼女の人徳であろう。
鹿島さんは悪役集団、大江戸隊の一員であるが、心根の優しい女性である。リング上や記者会見での荒っぽい言葉遣い(演技)やセクシー系の衣装からは想像できない素朴で謙虚な人柄には定評があり、リング外では後輩選手から「お姉さん」、「お母さん」と慕われている。
人生の転機
鹿島さんは順風満帆な人生を歩んできたわけではない。今の時代にしては珍しく高校にも行かなかった鹿島さんは故郷の島根でひっそりと暮らしていた。
これといった特技もなく、「これからの人生、どうしたらよい?」と悩んでいた矢先にプロレスという彼女にとってかけがえのないものと出逢う。
練習初日、あまりのハードトレーニングに死にかけた鹿島さんは「最初に最も厳しいメニューをやらせて、徐々にメニュー内容に手加減を加えるコーチの作戦」と思ったらしい。
ところが、先輩練習生が「今日の練習は楽だったね。新人が入ってきたからかな?」と話しているのを見て、ぞっとしたという。
体質的に太れない鹿島さんは一般女性の憧れの的ではあっても、レスラーとしては大変なハンディを背負った状態でプロレス人生のスタートを切ることになる。
しかし、試合に求められる必要最小限の筋肉が身についた鹿島さんはついに練習生を卒業する。
デビュー後の鹿島さんは大方の予想通り、苦戦の連続であったが、ある時を境に「瞬殺技・起死回生」の使い手として異彩を放つレスラーとなった。
「起死回生、これさえあればいい。これがあればなんとでもなる」と語る鹿島さんは団体の主役に躍り出ることはなくても、主役級の名脇役としての名声を欲しいままにしている。
鹿島沙希という生き方
鹿島さんにはユーモアセンスがある。周囲から細すぎる体を「もやし」とからかわれても、この侮蔑的なあだ名に反発せず、試合に勝つと観客に向かって「もやしが勝ったぞ!」と叫ぶ明るさがある。
その笑顔に触れるたびに、観客は彼女が悪役であることを忘れ、自然とファンになってしまう。
肥満気味の刀羅ナツコ選手(大江戸隊リーダー)とタッグを組む時、鹿島さんは「我々、ブタもやし定食の応援を宜しくお願いします」とひょうきんなことを言ってファンを笑わせる。
(左・刀羅ナツコ 右・鹿島沙希)
とにかく明るい。常にポジティブ思考の鹿島さんは恵まれない体躯をものともせず、今日も自ら開発した必殺技に全てを託して全力で戦っている。
ここで鹿島さんの職人芸、「起死回生」のショートムービーを紹介させていただこう。今では一部の男性レスラーが真似するほど評価の高い技となった。相手に強烈なダメージを与えるわけでもないのに、あまりにも簡単にスリーカウントを奪ってしまう。
(一瞬にして劣勢を跳ね返すまさに電光石火の早業!)
人生を変えた技
プロレス同様、パチンコも危険極まりないものである。
しかし、鹿島さんの人生がプロレスとの出逢いを通じて激変し、たった一つの技が彼女を救ったように、リヴィエラ門下生の皆様の人生がパチンコを通じて好転し、「夢の翼」海殺しXの跳躍とともに、明るい未来が拓けることを祈っている。
この最強の攻略技が無数の人々の人生に、起死回生のチャンスをもたらすことを信じて疑わない。
リヴィエラ倶楽部
佐々木智親(海殺しX開発者)

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<当倶楽部紹介>

(スーパー海物語IN沖縄5 大海4 ジャパン2攻略の秘伝公開)

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2022/08/28 (日) [海殺しX]